提言
ADVOCACY
言語系学会連合は、掲げた目的を遂行するため、5 つの活動を提案いたしました。その一つが、「言語系学問にかかわる成果の普及および施策の提言」です。
初代の運営委員長 影山太郎氏は、なぜ提言が求められているかについて、下記のように述べています。
「人間を人間たらしめるもの — それは言語です。言語は単なるコミュニケーションのツールではなく、思考、発想、創造力の源泉であり、人間そのものであると言って過言ではありません。そのような重要性にもかかわらず、言語そのものの抽象的な仕組みや、実社会における言語の使用実態、あるいは母語や外国語の習得過程といった基本的な事柄を研究することの意義は、残念ながら社会的にあまり認知されていません。しかし現代に生きる私たちは、言語という人類の財産を更に発展させて後世に伝えていく義務があります。」 (影山太郎氏「あいさつ)より抜粋)